占いで相性を診断した時、恋人や友人と「相性が悪い」と言われれば落ち込んでしまいますよね。
そんな相手とちょっとしたケンカや行き違いがあると、「やっぱり相性が悪いのかも…」と気になってしまうものです。
また、仕事が上手くいかないのは上司や取引先と「相性が悪いせいだ」と思い込んでしまう人もいます。
しかし、実際は人間関係のすべてが相性によって定められているわけではありません。
今回は、相性の本質についてお話ししましょう。
コミュ力が高い人は相性が良いタイプが多い?価値観と相性の関係
気の遣い方や距離の取り方など、人付き合いに関して同じ価値観を持つ者同士は「相性が良い」といえます。
また、全く同じ価値観を持っている2人だけでなく、相手の価値観を理解できる者同士も相性が良いでしょう。
異なる考えや価値観を受け入れることができるタイプは多くの人と友好な関係を築けますが、我が強いタイプは理解者が少ない傾向があります。
社会で生きる以上、友人や恋人など特定の人との相性より、「自分と異なる価値観を持つ人を受け入れられるかどうか」の方が大切なのかもしれません。
相性の良し悪しは何で決まる?自分と相手で「相性の確率」が異なる理由
一般的に占いでは相性の良さを「○%」と確率で表しますが、「自分から見た相性」と「相手から見た相性」は同等ではないケースも多いです。
相性は「協調性」と言い換えることもでき、自分が相手に合わせがちな場合は相手から見た相性が良くなり、相手が自分に合わせてくれるタイプなら自分から見た相性が良くなります。
つまり、自分から見て相性が良い相手というのは、自分にとって「都合の良い相手」ともいえるのです。
考え方が同じ、好きなものが一緒というのは、実は相手があなたに合わせている可能性もあります。

相性は努力で変わる!?「優しさ」で人間関係は良くなる
占いで相性が悪いと診断された2人は、友人にも恋人にもならない方が良いのでしょうか。
仕事やスポーツで同じチームになったりすると、悪い結果に結びつくのでしょうか。
実は相性の悪い人ほど良きライバルになったり、欠点を見つけてくれたりする場合もあります。
気に食わない相手、何かと意見が食い違う相手でも、お互いを尊重し、優しい気持ちで接すれば良い関係を築けるはずです。
ぶつかり合いを経て固い絆で結ばれた2人は、どちらから見ても相性が良くなっているでしょう。
相性が良い相手と結婚したのに上手くいかない人もいれば、相性が悪い相手と組んだチームで大成功する人もいます。
相性の良し悪しで運気が左右される場面もありますが、相性占いの結果だけで人生のすべてを予測することはできないのです。
しかし、相手を理解しようとする気持ちは良いエネルギーを生み、異なる価値観との出会いは人生に彩りを添えるでしょう。