人間は欲があるから行動ができる生き物です。
しかし、断捨離などのブームもあって、欲のない人が注目されるようになり、ガツガツしていない無欲な人に魅力を感じる人も増えています。
しかし、無欲な人と実際に接していると、なんとなく理解しがたいような違和感を抱くこともあります。
今回は、欲のない人の心理や特徴に迫ってみましょう。
無欲な人の心理とは
物欲や食欲、自己顕示欲や金銭欲など人間には欲があるものです。
しかし、欲しいものも特になく、食べることにも興味がない、必要最小限で困らないという人がいるのはなぜでしょうか?
実は、欲がない人は無理をしてまで手に入れたいという心理が働かない人です。
世の中が豊かになった今は、着るものや住む場所、食事など、特に無理をしなくても何でも手に入ります。
頑張らなくても満足できる環境にいれば、今の生活を無理に変えたいとは思わないでしょう。
無欲な人は今の生活に十分満足しているので、今以上に頑張ってまで何かを望もうという心理が働かないと言えます。
欲がない人の心理は、その人が持って生まれた性格だけでなく、育った環境や時代背景、今の生活から培われた心理です。
欲がない人ってこんな人
欲がない人の特徴をチェックしてみましょう。
・穏やか
無理をして我を通そうという欲がないため、とても温厚です。
自分は満足しているため他人に譲ることに抵抗がなく、穏やかな性格となります。
・ものが少ない
物欲がないので持っているもの自体が多くありません。
必要最低限のものだけで暮らせることを知っているので、部屋の中に余計なものもありません。
不要なものなのに「もったいなくて捨てられない」と思う執着心がなく、片付け上手です。
・波風を立てない
無理に自分を通そうとしないので、人間関係に波風が立ちません。
自己顕示欲、自己承認欲がないため、他人のやりたいように物事が進んでも気にしないのです。
むしろ、自分の欲を通すために人と争うこともなく、穏やかな生活が崩れることを避けようとします。
・無理をしない
新しいことにチャレンジすることや何かをスタートするなど、無理をしません。
・現状に満足している
現状に満足していて現状を維持できれば良いと考えています。
こうなりたいという欲がなく、幸せを求めることにも無欲です。
・無欲を美徳だと思っている
欲が強い人を強欲だと思い嫌悪感を抱いている場合もあります。
贅沢を求めず今あるものに感謝する、無欲であることを美徳だと考えていると言えるでしょう。
欲がない人と一緒にいると、何を考えているのか理解できず居心地の悪さを感じる時もあるでしょう。
なぜ無欲なのかその心理を知り、欲がない人の特徴を把握して、上手に付き合ってみてください。