だるまや招き猫という日本を代表するラッキーアイテムがあるように、他の国にも幸運を引き寄せるラッキーアイテムが存在しています。
今回は、思わずナニコレ?と思ってしまうような世界のラッキーアイテムをご紹介します。
ドイツ「ベニテングダケ」
赤くて白いドットのような模様が入っているキノコをご存じでしょうか?
絵本やアニメ、ゲームなどに登場するキノコのほとんどが、ベニテングダケをモチーフにしているほど、馴染みのあるキノコです。
このベニテングダケは毒キノコであるにも関わらず、幸運をもたらすラッキーアイテムとしてドイツで親しまれています。
一体なぜ毒を持つキノコが幸運のシンボルとなっているのでしょうか?
その理由は、古代文明が背景にあると言われています。
ドイツの最高神・ヴォータンによって作られたものではないかとの言い伝えがあり、ベニテングダケは昔から崇拝されていたようです。
また、自然や美しさの象徴でもあり、多くの人々の心を癒す効果があるともされています。
私たちにとってはただの毒キノコであっても、ドイツでは縁起が良いとされています。
アメリカ「ラビットフット」
ラビットフットとは、その名の通りウサギの足で作られたラッキーアイテムのことを言います。
ウサギは繁殖力が非常に高いため、子孫繁栄や多産のお守りとして用いられています。
また、ウサギは魔女の化身との言い伝えもあるため、その一部を持ち歩くことによって、魔除けの効果があるとも言われているのです。
生命力のシンボルであるウサギは、アメリカの代表的なラッキーアイテムになっています。
ボリビア、ペルー「エケコ人形」
おじさんの見た目をしているラッキーアイテムであり、日本でも一躍話題になったため、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
ボリビアやペルーなどのアンデス高地の原住民の間で「福の神」として親しまれている人形です。
自分の願いを人形に取り付けると、その願いが叶うとされているエケコ人形は、持ち主によって全く違った見た目になるため、個性で溢れています。
また、曜日によって意味が異なると言われており、それに伴い取り付けるモチーフも変わってきます。
有名なのは、火曜日と金曜日は霊的な意味があり、この曜日にタバコを咥えさせると良いという言い伝えです。
世界には様々なモチーフのラッキーアイテムがあります。
それぞれ全く異なる意味が込められており、持つ人の個性も出るようなものもあります。
海外旅行に行った際などに、現地で親しまれているラッキーアイテムを見てみてください。