好きな本ですぐできる!簡単だけど奥深い「書物占い」とは?

「書物占い」って知っていますか?
「ビブリオマンシー」とも呼ばれ、本で占いをする方法のことです。
今回は、古代ローマ時代からある古い占い「書物占い」をご紹介します。

聖書やコーランで占う!禁止されても流行した人気の占い

古代ローマ時代にはすでに「ソーティーズ」という書物で占う方法がありました。
そこから各地に広がっていったと考えられており、やがてキリスト教を信仰する人は聖書、イスラム教であればコーランを用いて占いをするようになりました。
中世ヨーロッパでは当時流行した叙事詩も使われるようになり、ますます人気になります。
キリスト教では占いを禁じていましたが、それでも当時の人々が書物占いを続けるので、6世紀にはとうとう禁止令が出されたそうです。

どんな本で占うの?専用の本もある

様々な国や宗教でも、書物占いは行なわれてきました。
現在でも聖書や辞書、詩集、名言集など、どんな本を使っても良いとされています。
書物占いをするために作られた本もありますが、参考にしたい言葉が書いてある本なら何でも良いでしょう。
例えば、尊敬している人物の名言が書かれた本なら、あなたにぴったりのアドバイスをくれるかもしれませんね。

どうやって占うの?心を落ち着けて

本を選んだら、占いたい内容を考えてみましょう。
聞きたいことが決まったら心を落ち着けて、本に尋ねます。
口に出しても良いですし、心の中で念じるだけでも良いです。
まずは本を閉じたまま、本に向かって質問を投げかけます。
本に気持ちが伝わったと感じたら、直感でページを選び、ゆっくりと開いていきましょう。
もし手から本が落ちて偶然ページが開いたら、そのページが本からのメッセージとなります。
ページの中から、一番初めに目にした文章が質問の答えです。
本の内容が長い文章で、大量の小さな文字であれば、一度目を閉じて好きな場所を指で差します。
その場所が本からのメッセージです。

「魔法の杖」が大流行!高い的中率

心理占術研究家の鏡リュウジが翻訳した「魔法の杖」という本を見たことはありませんか?
原作はアメリカの占星術師が書いた本で、日本でも大流行しました。
伝統的な書物占いの要素を現代向けにアレンジしたもので、誰にでも理解しやすい文章のメッセージやアドバイスが載っています。
書物占いの初心者でも簡単に占えて、メッセージも分かりやすいのでおすすめです。
手軽に占えるのに驚くほどの的中率で、芸能人の中にはこの本によって仕事内容を決めている人もいると話題になりました。

 

お気に入りの本や、人生のバイブルとしている本があるなら、書物占いを試してみてはいかがでしょうか。
愛読している本があなたを導いてくれるかもしれませんよ♪