縁結びの前に…悪縁を断ち切る「縁切り神社」があった

恋の成就を願って、縁結び神社を参拝する人も多いですよね。
でも新たな恋を求めているなら、先に悪い縁を切っておいた方が良いかもしれません。
今回は全国でも有名な「縁切り神社」「縁切り寺」をご紹介しましょう。

 

縁結びだけじゃなかった!京都の「貴船神社」

縁結び目的で訪れる人も多い貴船神社(きふねじんじゃ)ですが、実は縁切り祈願もできるとか。
この神社を参拝する時は「三社参り」という方法が一般的で、本宮・奥宮・結社の順に参拝します。
縁切りをしたい場合は奥宮を訪れた時に願掛けし、その後で結社にて新たな縁をお願いすると良いでしょう。

一生会いたくない人がいるなら…京都の「雨宝院」

縁切りのお寺としては、雨宝院(うほういん)が有名です。
2万円と少しお高めのご祈祷を受けると、どんな強い縁でもすっぱり切ってくれるといわれています。
もちろん人の不幸は願えませんが、自分の幸せのために悪縁を断ち切りたい時はここがおすすめです。
なかなか離れられない、でもお互いにとって良くない関係…
そんな相手がいるならここで祈祷してもらいましょう。

人間関係がガラッと変わる!?京都の「安井金毘羅宮」

こちらも京都のお寺ですが、安井金毘羅宮(やすいこんぴらぐう)は「参拝したら人生が変わった!」という噂があります。
「縁切り縁結び碑」には願いの札「形代」が貼られており、今ある縁を清算してくれる力があるそうです。
ここで願掛けをしたら思わぬ別れを経験したという人もいますが、新たなステップに進むには劇的な変化も必要でしょう。
現状を変えたい人は、ぜひ参拝してみてください。

病気との縁も切れる!大阪の「石切石切劔箭神社」

石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は、人との縁だけでなく病気との縁も切ってくれます
ここは「腫れ物の神様」としても知られており、ガンなどの病気を治したい人や再発防止を願う人も多く訪れるそうです。
神社の名前は、何でも切れるという神剣に由来します。
授与所では「お百度紐」がもらえるので、これを持って本殿と神社入り口に置いてある「百度石」の間を100回周ると願いが叶うといわれていますよ。

あのお姫様も回り道した!?東京の「縁切榎」

江戸時代から縁切りの力があると信じられてきた縁切榎(えんきりえのき)。
徳川家茂に嫁いだ皇女和宮も、嫁いでいく時はこの縁切榎を避けて通ったとか。
このエノキの木に願うと、悪い縁を切って良い縁に結び付けてくれるといわれています。
今でも多くの人が、ここで悪縁を断ち切りたい、新たな出会いがほしいと手を合わせています。

 

良い縁に巡り合うためには、まず悪い縁を切り離さなければ…
そんな考えから生まれた縁切り神社・寺は、現代でも多くの人の背中を押してくれるでしょう。

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